Sambaはオープンソースソフトウェアのプリンター、ファイル共有アプリケーションです。特にファイル共有についてはWindowsやMacでも採用されているプロトコルを使えるので広く採用されているアプリケーションです。Sambaはオープンソースソフトウェアですが、もともとはWindowsのファイル共有プロトコルに対応するアプリケーションでした。その後、オープンソース化され、機能がどんどん追加されています。

今ではWindowsのドメイン機能との互換性も高いことからドメインコントローラーとしての役割を果たすこともあります。ドメインコントローラーについてはNT4.0から搭載されているNTドメインへ対応しており、アクティブディレクトリなどにも対応が進められています。SambaはさまざまなOSに移植されており、Unix系のサーバーOSでは使えないことがないほどです。Sambaについてはインストールが簡単であり、各種データベースとの接続も良いことから企業での利用も進んでいます。

企業での利用ではユーザー管理でも利用されることが多くなっており、ファイルやプリンタ共有機能以外にも注目が集まっています。ファイルサーバーとしての機能ではユーザー管理もしっかり行われますが、通信速度も速いのが特徴です。Windows2000や2003サーバーで搭載された新しいファイル管理システムにも柔軟に対応できるようにバージョン3から対応が進められてきています。